8年間の小学校絵本読み聞かせボランティアを終えたので少しずつまとめてみたい

2023年3月まで小学校で読み聞かせボランティアをやってました。コロナ禍で一時期途絶えたりしましたが、二人の子供でトータル8年間。一学期に2〜3回と回数は多くないんですが、本選びには苦労してました。毎回図書館で1時間くらいかけて内容をざっと確認しながら10冊前後選んで借りてました。家で実際に読んで時間を計ったり、面白かったか、妻に聞いてみたりしながら2〜3冊に絞って読み聞かせをしてました。

 

二人とも中学に進学したので読み聞かせはおしまいでです。せっかく色々と読んだのでオススメの本をここに書いていこうと思います。途中から記録をつけ始めたのでそんなに数は多くないんですが、何かの参考になればと。

 

コンピューターがテーマになっている絵本三選

私の仕事はソフトウエアエンジニアです。正確にはちょっと違うんですが大きなくくりでいうとそんな感じ。父親の仕事に興味を持って欲しいなぁ、ということでコンピューターに関する絵本を選んだことがありました。こんな時代だからいっぱいあるだろう、と思ったら予想外に数が少ないです。少し厚めの本もあるんですが、読み聞かせ出来そうな絵本は少なかったです。コンピューター、プログラム、みたいな括りだとこの三冊くらいじゃないでしょうか。

 

月とアポロとマーガレット

月とアポロとマーガレット: 月着陸をささえたプログラマー (児童図書館・絵本の部屋)

  • 対象:高学年
  • 読了時間:10分以下

アポロ11号が月に行ったときに開発を支えた女性エンジニアの実話です。好きなことを突き詰めて行く姿を楽しく読めます。アポロがピンチになったときに緊急のリカバリプログラムが動くなどドキドキしながら読めました。この時代女性のエンジニアは少なかっただろうから苦労したのかななんて思いもあります。日本語訳が実際にアポロ11号の月面着陸の同時通訳を行った鳥飼玖美子さんという方、というのもなんかドラマがあっていいですね。

 

世界でさいしょのプログラマー

世界でさいしょのプログラマー―エイダ・ラブレスのものがたり― (児童図書館・絵本の部屋)

  • 対象:高学年
  • 読了時間:10分くらい

数学者の母と詩人の父の娘という漫画でもありそうな家系にありながら、世界最初のプログラマーになった女性のお話です。パンチングシートを使った計算を機械にやらせるなどコンピューターの原型になるような仕組みを作ったそうです。蒸気を使った計算機関でのプログラムなんてサイバーパンクの香りがしました。

 

グレース・ホッパー プログラミングの女王

世界をみちびいた知られざる女性たち (3) グレース・ホッパー プログラミングの女王

  • 対象:高学年
  • 読了時間:14分5秒

こっちはもっと新しい時代の話です。数学が大好きなグレースが海軍へ入隊しプログラマーとして活躍する物語です。コンピューターの「バグ」という言葉を広めたのも彼女という話で、ある日コンピューターが動かない、という時に色々調べていると本物の昆虫(バグ)がコンピューターを停止させていました。これが語源とか。諸説あり?また、人が理解できるプログラム言語を作ったのもこの人が最初ということらしいです。

 

まとめ

全部それなりに古いお話で、かつ女性のお話でした。最近の話でも物語になりようなものがいっぱいありそうなんですけどね。インターネットの始まりとか(古い)、OSSの話とか、なんかのゲーム開発とか面白そうですけどね。

 

こんな感じで不定期に絵本を紹介しようかなと思います。