実話がおもしろい絵本4選
実話を基にした絵本て結構あります。また別の機会に書こうと思いますが、偉人の話や戦争の話など本当に幅広いジャンルがあります。とくにカテゴリー分けはないんですが、今回はその中でもとにかくおもしろい、興味深いものを選んでみました。
メアリー・スミス
- 対象:低中高学年
- 読了時間:計測忘れ。5〜8分くらい?そこまでボリュームはないはず。
昔のヨーロッパにあった朝起こしてくれる、ノッカー・アップという仕事の話です。冗談みたいな話ですが、実際に長い棒を使って窓を叩いて起こすという仕事があったようです。ただ、長い棒を使って起こすので窓を割ったりと、トラブルもあったみたい。そんな中、メアリー・スミスさんはチューブに詰めた豆を飛ばして窓にぶつけることで起こしていたようです。目覚まし時計ができる前のお話です。そんな仕事があったのか、と驚きつつも、なんだかのんびりした雰囲気にホッとするような絵本です。読み聞かせのときは、ほんとにあった仕事だよ、と教えるとびっくりして色々とコメントくれました。
ノッカー・アップをググると色々と写真も出てきておもしろいです。
↓ここだとメアリー・スミスさんらしき人の写真も。
虫ガール ほんとうにあったおはなし
- 対象:中高学年
- 読了時間:9分45秒
虫が好きな少女が学校で虫好きをアピールするとみんな気持ち悪いとバカにされます。落ち込んでる少女を見たお母さんがインタートットで呼びかけると世界中の昆虫学者からメッセージが…、というお話です。インターネットのもっとも良いところの1つである世界中の人と繋がれる、がよく理解できます。学校では否定されていた自分の好きが世界中から認められる痛快さ、ワクワク感は読んでて気持ちがいいな、と思いました。学校ではSNSは危ないとか、使いすぎに注意とかマイナス面ばっかり指導されてるイメージがありますが、改めてインターネットっておもしろい、と思えるような絵本です。
綱渡りの男
- 対象:高学年
- 読了時間:10分くらい
映画にもなっているらしいですが、911でなくなってしまったアメリカの世界貿易センタービル、ツインタワーで綱渡りをした人のお話です。綱渡りのドキドキハラハラ感が伝わって、読んでる方も聞いている方も手に汗握る物語です。読んでいると引き込まれます。911のテロの話も一緒にすると、また別の話題として話すことができます。これを踏まえると高学年向きですかね。
モナ・リザをぬすんだのはだれ?
- 対象:高学年
- 読了時間:11分8秒
世界で一番有名な絵画、「モナ・リザ」。過去に発生した盗難事件をモナリザ視点で書かれています。読み聞かせにはちょっと長いはないですが、モナリザの歴史が書かれているので、興味深く読めます。レオナルド・ダ・ビンチの話とか、モナ・リザのモデルが不明みたいな話をすると興味を持ってくれるかも。
自慢ですが、実際にモナ・リザ見たことあります。思ったよりもふた回りくらい小さい印象でした。
まとめ
絵本って大人が読んでも面白いんだなー、と思わせてくれた4冊でした。とくにお気に入りはメアリー・スミスです。豆を窓に当てて人を起こす仕事なんて冗談としか思えませんよね。